2015年1月14日水曜日

App Volumes がついにリリース

新年明けましておめでとうございます。

# 年が明けて随分と経ってしまいましたが、、
  今年もEUCに関する情報を可能な限りお伝えして行ければと思います。

さて、昨年ではありますが、12月9日に「VMware App Volumes」がリリースされています。
https://www.vmware.com/support/appvolumes/doc/app-volumes-25-release-notes.html

あまり聞き慣れない製品名かと思いますが、このところVMwareさんのイベントでもブースにも展示されていたりと、注力度は高そうです。

具体的にどんなことをする製品なのかと言いますと、アプリケーションやユーザーデータが格納された「VMDK」を用意しておいて、必要に応じて仮想マシンにマウントすることで、すぐにアプリケーションが利用出来るようになり、必要なくなれば「VMDK」をアンマウントするだけでアプリケーションが使えなくなります。

これまで、View環境におけるアプリケーション配信の仕組みとしては、ThinApp化したアプリをView Administratorで関連つけたり、Workspace Portalで配信したり、Mirageでアプリレイヤを構成して配信したりと、様々なアプリケーション配信の仕組みが提供されていましたが、今回はより仮想環境に特化した形で、仮想マシンが故に実現出来た「VMDK」をマウントさせるという方法でネットワークに依存することのない「迅速な」アプリケーション配信を可能にします。

アプリケーションを配信するためのVMDKは「AppStacks」、ユーザーデータを保管しておくVMDKは「Writable Volumes」と呼ばれるそうです。

評価版のダウンロードも出来るようになってますので、是非試してみて下さい。
https://my.vmware.com/web/vmware/evalcenter?p=app-volumes

システム構成ですが、各種設定やVMDKを配信するための「App Volumes Manager」(Windows Server)とVMDKの配信を受け取るための「App Volumes Agent」で構成されます。

「App Volume Manager」ではWeb UIが提供され、各種設定やアプリの利用状況の確認、ユーザーへのAppStacks/Writable Volumesの割り当てなどが操作可能です。

まだまだ底のしれない製品ではありますが、個人的にも期待値はかなり高いです。(笑
以下のようなお悩みをお持ちの方は検討されては如何でしょうか。

■AppStacksで解決出来そうな問題
・Viewのマスターイメージを軽くするためにアプリを分けて管理したい
# でもThinAppでは動作しない or パッケージングが面倒。。
・「ユーザー」にアプリを割り当てたい(一部Workspaceでも代用可能)

■Writable Volumesで解決出来そうな問題
・ViewでPersonaを使ってもプロファイルロードが遅い
# ディスクI/Oなどの問題であれば改善しないかもですが。。

さっそくFirefoxで試してみましたが、本当に「すぐに」アプリが使えるようになります!

AppStacksの作成方法など、今後詳細情報についても発信していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します!

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